また今年も実家にデジタル機器をプレゼントした。
なんだかんだ毎年何かを送っている。
父にはいろいろ便利かなと思って、Androidタブレットを何度か送った。
母にはガラケーからスマホデビューするにあたり、Xiaomiのスマホを送った。
ほかにもヘッドフォン、ノートPC、ハードディスク、ChromeCastなどなど、いろんなデバイスを何かと送り付けている。
最新のデジタルデバイスとなると、値段もそこそこする上に、たいていの場合トラブルも起こる。
OSやドライバの不具合やデバイスの故障、経年劣化によるパフォーマンス低下、場合によっては架空請求のようなこともあった。
トラブルにはできる限り応え、LINE通話や帰省のタイミングなどで解決してきた。
このような費用面での負担だけでなく、サポートなどの大変さもあるのになぜやっているのか。
離れた家族の役に立つための活動
なかなか県外に旅行することもない、インドアな家族ということもあり、なかなか上京してきて何かする、ということは難しい。
ある程度経済的にも余裕が出てきて、いい経験をさせてもらっていることの恩返しをしたいと思ったときに、正直なところできることが結構少ないのが悩み。
離れてはいるものの、何かしら家族の役に立ちたい、貢献したい、恩返しをしたい、という気持ちが、今の自分の生活の良さを自覚するのと同じに沸いてくる。
まめにLINEのビデオ通話などのコミュニケーションの機会も設けてはいるものの、なにか楽しい・楽・質の高いなど、生活をよりよくすることにつなげられればなとは常々思うところ。
とはいえ、実家の家族もみな現役。欲しいものがあれば自分で選ぶに越したことはない。はてさてどうしたものかと考える。
家族ではなく自分にしかできないこと
実家の職業と自分の職業は幸いかなりの異業種。そのため、自分にとっては当然なことや日常なことであっても、実家の家族からするととても稀有なものに映ることが多々ある。また逆も然り。
そう考えたときに、自分のできること、かつ家族の役に立てることが何かを考えると、日頃自分が当たり前に使っていることについて、価値を言語化し、経済的・心理的な導入負荷を下げ、実家の当たり前の中に溶け込ませることなんじゃないかと考えた。
10分のサポートがなければ、もしかすると一生この体験価値に触れないかもしれない。そう思うと、ちょっと実験的にでも、無理やりにでも、迷惑かもしれないが試してもらいたくなる。
そうして、今日もGoogle Nest Hub MaxとEpsonのネットワークプリンタを送り付けた。
送ってみてどうだったか
ほとんどのものは送ってうまくいった。
父は送ったタブレットを使って、ネトゲのギルドマスターとして、なかなかのマネジメント力を発揮している。一方ノートPCはあまり使っていない様子。気持ちはよくわかる。
母は送ったノートPCを使って、イラストを描き、オンライン上で多くの友人と出会っている。なかなかのデジタルに適応して、コミュニケーション能力を発揮している。YouTubeもよく見ている様子。
Xiaomiのスマホも使いこなし、どうぶつの森で楽しく過ごしている。LINEも若者と変わらぬ使いこなしっぷり。
ほかにも多数、送り込んでいるが、壊れない限り結構楽しく使っているようで、うまくいっている。
やってみて何よりメリットとして感じるのは、結構な頻度で送ることにより、常にメンタルモデルがアップデートされていて、新しいものに抵抗がない&説明が楽なこと。
今回GoogleNestHubMaxを送るにあたり、セットアップ手順書を作ろうかと申し出たものの、「まあ大丈夫じゃない?なんとかするでしょ」と逆に言われる始末。心強い。
1stステップはデジタルフォトフレームとして使ってもらい、次にGoogleDuoの母艦として、そしてゆくゆくはIoT家電導入を目指していきたい。
今後の企み
GoogleNestHubMaxは正直なところ、挑戦的なものを送り付けた感がある。ただ、これがうまく生活にはまってくれると、常時接続とまではいかないまでも、困ったときにすごく気軽に頼ってもらえるようなつながりができるかもしれない。
さらには、もっとGeekなデバイスも送って、実家とVRChatしたり、VPN介した2地点ネットワーク連携などもできたりするかもしれない。
そうやって、距離的に離れてしまってはいるが、生活や暮らしの中でちょっかいだしあえるようなご近所さんでいられるようにしていけたらいいなと思う。